冷間ロール成型とは、成型ロールに連続的に金属帯板を通して、順次に成型加工を行なって平板から目的の断面形状に仕上げる塑性加工法であります。当社では、ドローイングベンチ成型機3基、ロールフォーミング成型機2基保有しております。
ドローフォーミングとロールフォーミングの特性比較
ドローフォーミング | ロールフォーミング | |
成形方法 | 製品を引っ張る力によってロールが回り順次成形される | ロールを回すことによって順次成形される (プレノッチライン⇒ライン上でプレス加工も可能。) |
長所 | スタンドの種類や段数が自由にとれ、ピッチ・パスラインなどの変更も自由な為、複雑な製品でも対応しやすく、段数を減らし、最適なロール径を選択し、金型費用を抑えることができる | ロールの回転によって成形するので、コイルの終わりまで効率よく生産することができ、生産性が良い ライン上で製品寸法でカットされるので、ドローに比べ少人数で生産でき加工費を抑えることができる |
短所 | 1本1本、引っ張って切断しなければならないので、生産性や歩留まりが悪くなる 引っ張った長尺製品を後工程で切断しなければならず、作業人数が多くなり、加工費が高くなる | 軸径や段数などが機械によって決まっており、成型可能な製品がラインの設備仕様で限られる |
特性 | 多品種・小ロット型受注に適しており、断面は複雑なものまで可能である | ロットの多い製品に適しており、加工賃コストは抑えることができるが、あまり複雑な形状や板厚の厚い製品は大型の機械しかできない |
冷間ロール成型機 | 機械名 | 材質 | 板厚 | 板巾(max) | ロール巾(max) | ロール段数 | 製品長さ(max) | 切断プレス能力 |
ドローベンチ成型機 | 1号機 | 鉄 | 0.3-6.0mm | 550mm | 600mm | 40段 | 10m | 55t |
ステンレス | 0.3-4.0mm | |||||||
2号機 | 鉄 | 0.3-4.5mm | 350mm | 400mm | 25段 | 6.5m | 35t | |
ステンレス | 0.3-3.0mm | |||||||
3号機 | 鉄 | 0.3-4.5mm | 350mm | 400mm | 25段 | 6.5m | 35t | |
ステンレス | 0.3-3.0mm | |||||||
ロールフォーミング成型機(55軸) | 4号機 | 鉄 | 0.3-2.6mm | 180mm | 200mm | 12段 | 5.8m | 15t |
ステンレス | 0.3-2.0mm | |||||||
プレノッチロールフォーミング成型機(55軸) | 5号機 | 鉄 | 0.3-2.6mm | 250mm | 310mm | 18段 | 8m | 30t(切断、プレノッチ) |
ステンレス | 0.3-2.0mm |
プレス設備 | 能力 | 備考 |
長尺油圧プレス機(4m) | 80トン | 1台 |
長尺油圧プレス機(3m) | 35トン | 1台 |
長尺油圧プレス機(3m) | 30トン | 2台 |
プレス機 | 5-55トン | 計10台 |
工作機械設備 | 台数 |
汎用旋盤 | 3台 |
フライス盤 | 2台 |
セーパー加工機 | 1台 |
研磨機 | 2台 |
ボール盤 | 2台 |
ラジアールボール盤 | 1台 |
タッピングボール盤 | 1台 |
目立機 | 1台 |
帯鋸盤 | 2台 |
設備名 | 能力 | 台数 |
ホイスト式天井クレーン | 1.5トン | 1台 |
2.8トン | 4台 | |
溶接機 | 200V | 10台 |
砥石切断機 | 405Φ・455Φ | 5台 |
メタルソー切断機 | 315Φ | 4台 |
フォークリフト(カウンターバランス式) | 2トン | 1台 |
トラック(平ボディ) | 3トン | 1台 |
IJ CAD | 1台 |
弊社では、定期的に金型やライン設備の保守、メンテナンスを行うことで、お客様へより品質の高い製品をご提供しています。